日本人は紛争嫌い

 

紛争について・・・ですが、まず、最初に、日本人のクセについてです。

日本人は、非常に謙虚な民族です。ですから紛争が起こるのは自分の責任かもしれないとすぐに考えます。ワールドワイドで考えますと、紛争が起こる理由は「相手がおかしいから」と考える人が大多数です。

これは考え方のクセのようなもので、どちらが正しいという問題ではないと思いますが、一般的傾向として、

日本人は、紛争の時は一歩下がるクセがあり、

外国人は、紛争の時こそ一歩前に出るクセがあります。

紛争に巻き込まれた時の考え方も、一般的な日本人は、こちらも譲歩するから相手も譲歩して欲しいという感覚が強く、解決方法そのものではなくて、相手が譲歩しないことに怒っていたりします。

そういう意味では、日本人は紛争が嫌いで、譲歩しても解決してしまいたい傾向が強いので、紛争を当事者間で解決する能力が高いと思います。

ですが、そんな日本人同士でも、紛争は起こります。

当事者間に、まったく信頼関係がなくなってしまうと、譲歩しあって解決するということができなくなってしまうからです。





ご無沙汰しております。

 
ご無沙汰のブログとなってしまいました。

極度の業務集中は、人員増強などで、回復し、ようやく一息です。


今日からは、少し、抽象的な話をしてみたいと思います。

書き始めるとキリがなくなるような話なのですが、むしろブログにはちょうどいいかもしれません。

テーマも抽象的で、トラブルについて・・・・。

私の事務所にいらっしゃるお客様は、皆さんトラブルを抱えています。が、日頃思うのは、日本人はトラブルの経験が乏しく、トラブルの時に何をどうしていいのか分からない、トラブルに遭ったときの気持ちの持ち方がいまひとつ適当でないということです。

トラブルの際の考え方については、おみえになったお客様に、断片的な話をするだけでも、喜ばれることが多いので、少し書き溜めてみて、まとまりのあるものになったらいいなぁと思っています。


裁判所 大混雑

 
 本日は、酒井法子こと高相法子被告人の初公判。

 ということで、東京地裁の周辺は、大混雑です。

 日課として裁判所に通っている者としては、日常と違う光景に戸惑います。

 裁判所の脇の道には、追跡用と思われるワゴン車とバイクの列が交通を阻害しています。

 本日は、車で裁判所に行ったのですが、裁判所の駐車場の入り口では、大量のカメラマンに、無差別にフラッシュを浴びせられます。隠れて乗っているのではないかと思って入場してくる車を全部撮影しているようですが、あんまり気分は良くありません。





3ヶ月経っていても相続放棄できる??

 


 さて、予告しましたとおり、被相続人の他界から3ヶ月経過していても相続放棄できる場合の説明です。

 例えば父親が死んだ場合を考えます。父親が、財産と借金を遺した場合、これを差し引きして、プラスであれば相続して、マイナスであれば相続放棄をしたいと考えるのが普通ですね。

 ですが、自分の財産や借金ならともかく、父親といっても一応、他人ですから、その財産や借金について、詳しく知らない場合もけっこうあります。むしろ、金額などまで正確に把握している人の方が珍しいかもしれませんね。

 ですから、実際には、父親に借金があっても、遺族が、借金が無いと思っているということは結構よくある話です。ですから、借金の金額を把握しないまま、3ヶ月が過ぎてしまって、3ヶ月を過ぎてから、借金の存在を知った場合、今から相続放棄ができないだろうか?ということが問題になります。

 借金を知らずに、3ヶ月が過ぎてしまった人は、借金を知らなかったのだから、借金を知ってから3ヶ月のカウントをスタートすべきだと思うはずですし、結構、一般の方は、知らなかったのに3ヶ月のカウントがスタートするのはおかしいと思う人が多いようです。

 特に日本人は、知らなかったから仕方ないという弁解をする人が多い民族だと思いますが、法律は、そう甘くなくて、知らなかったでは済ましてくれません。自分で積極的に調べて把握する必要があるのにそれを怠っていたのだから、3ヶ月経過後の相続放棄は許されないと判断されてしまうのです。

 当然ですが、相続放棄は3ヶ月と定めている法律を知らないという弁解も聞いてもらう余地はありません。法律は社会のルールなので知らない人が怠慢なのであって、法律を知らないことで得をする人が出てはいけないと考えているわけです。

 では、3ヶ月過ぎても相続放棄できる場合はどんな場合かと言いますと、親が死んだことは知っていたけれども、相続があったとは知らなかった場合には、3ヶ月のカウントは、相続があったことを知った時からになります。

 読んだだけでは意味が分かりませんね。

 親が死んだことを知った時期と、相続があったことを知った時期がズレる場合があるということなのですが、具体的には、親が死んだけれども、一切財産は無いと思っていた・・・つまり、親は死んだけれども相続は発生していないと思っていた。ところが、後になって借金があることを分かった。というような場合には、借金があることが判明して、初めて「借金の」相続があったことを知ったということになるわけです。借金の存在を知るまでは、一切の財産が無いと思っていたのだから、相続が発生したとは知らなかったという理屈なわけです。

 こういった場合に「だけ」3ヶ月以上経過していても相続放棄が許されることになります。

 勘の良い方は気づいたと思いますが、親が死んだときに、持ち家があることを知っていたが、借金の存在は知らなかったというような場合は、親が死んだときに、親に財産があることを知っていた=相続が発生したことを知ったということになりますので、ずっと後になって借金の存在を知ったとしても、3ヶ月のカウントは、持ち家があることを知ってた時=親が死んだ時からのカウントになってしまうわけです。

 













相続放棄は3ヶ月

 


相続関連で期間制限があるものの代表が相続放棄です。

 

これは、相続が発生したことを知ってから3ヶ月以内という、非常に厳しいスケジュールになっています。

 

そもそも、相続放棄って何ですか?という方もいますよね。

 

これは、相続人である資格を放棄(=捨ててしまう)という手続きです。

 

従って、相続放棄の手続きをすると、相続人ではなくなるという効果が発生します。

 

「そんなことをして何の意味があるんだろう・・・?」と思った方もいるかもしれません。

 

確かに、相続でお金や土地をもらえるかもしれないのに、これをいらないという手続きの意味が分からない方がいるかもしれません。

 

が、実は、相続というのは、財産だけをもらえるのではなくて、債務(=借金)も引き継いでしまう効果があります。ですから、親が借金を遺して死んでしまったような場合は、大変な注意が必要ということになります。

 

つまり、相続放棄という手続きは、一般的には、借金の相続をしないために用意されているわけです(借金がない相続の放棄も手続的に可能ではあります。)。

 

再度、期間の話に戻りますが、相続放棄を行える期間は、相続の発生を知ったときから3ヶ月です。

 

親が死んだ場合などを考えると、死んだ瞬間に、相続が発生したことを知ってしまいますので、一般的には命日から3ヶ月以内と考えておくことが必要です。

 

この期間を、借金があることを知ってから3ヶ月だと勘違いしている方がいらっしゃいますが、これは間違った知識で、相続が発生したことを知ってから3ヶ月ですから注意してください。

 

この期間を過ぎると、相続放棄ができなくなって、個人的な財産も使って、親の借金を払うことになってしまいます。そして、こういう方は少なくありません。法的知識がないために、大損をするケースがあることは忘れたくないものです。

 

なお、極々例外的に、親が死んだことを知ってから、3ヶ月以上経過してしまっていても、相続放棄ができる場合があります。これがどんな場合かというと・・・。それは、来週に書きたいと思います。



横浜、そして、千葉

 
 毎度の移動ネタです。

 本日は、10時30分横浜地裁 ・・・・ 16時30分千葉地裁。

 直接行くときは、横須賀線直通総武線快速電車という便利な乗り物があります。

 今回は、12時事務所戻り・12時相談・13時30分相談・15時千葉へ出発という状態。

 千葉地裁は、電車に1本乗り遅れると、15分以上遅刻しちゃうことが多いので注意が必要です。

 千葉駅から裁判所までの距離がだいたい徒歩20分。バス?タクシー?モノレール?歩く?

 いつも悩みます。ちなみに本日は、往復徒歩でがんばりました。カバンが軽めでよかった。




八王子、改め、立川支部

 

僕は、平均的な弁護士よりも、

 

・個人のクライアントの割合が少し高め

・訴訟事件の割合が少し高め

 

です。

 

そのため、東京以外の法廷に出向くことが少なくありません。

 

訴訟事件が多いから法廷が多いのは当然として、

 

会社の本店は東京であることが圧倒的に多いので、東京で裁判になることが多くなります。

が、個人の場合は住所地が基準になりますので、お住まいによって、利用できる裁判所が違うため、東京以外の裁判所に行くことが多くなります。

 

そんなわけで、昨日は、出来上がったばかりの東京地裁立川支部に行ってきました。


もともと多摩地区の裁判所は八王子にあったのですが、この春に立川に引越ししました。
 

裁判所はピカピカでおしゃれな造り。エレベーターなんて機械が見えるようになっています。


八王子支部の迷路のような廊下が、少しばかり懐かしくなりました。




 


相続問題−相続はいつまでにしなければなりませんか???

 

 週末には、相続に関する知識を少し書く事にします。

 よくある質問に「相続はいつまでにしなければいけないんでしょうか?」というのがあります。

 この質問に対する答えは、「相続は、もう、しちゃっていますので、期限はありません。」ということになります。

 少し難しいのですが、

 親一人、子一人で、親が死んだ場合を考えます。

 親が死ぬと、子が相続人ですので、親を相続します。

 では、いつ相続するのか?というと、これは、親が死んだ瞬間だと考えられています。

 つまり、親の死出の旅立ちの瞬間に、実は、親の財産は、「パッ」と子のものに変化しているわけです。

 もちろん、不動産は親の名義のままですし、預金なども親の名義のままですが、それでも、法律的な持ち主は誰ですか?と聞かれれば、これは、子のものですという答えになるわけです。

 ですから、先ほどの質問をした人は、本当は、「親の不動産の名義を変える手続きは、いつまでにしなければなりませんか?」とか、「親の預金の名義を変える手続きは、いつまでにしなければなりませんか?」ということが聞きたかったということになります。

 この質問の答えも気になると思いますが、実は、これも、「期限はありません」というのが答えになります。

 驚かれたかもしれませんが、不動産の名義変更をしなくても、誰からも怒られませんし、預金の名義を変えなくても誰からも怒られません(預金に関しては時効で消えちゃう場合がありますので、この点は注意が必要ですが・・・)。ですから、期限はありませんということになるんですね。

 法律問題として、期限を気にしなければいけないのは、

・相続放棄とか、限定承認をしたい場合

・準確定申告や相続税の申告

・遺留分減殺請求をしたい場合の、減殺通知

程度ということになります。次回は、この辺を書きたいと思います。






横浜へ

 

 昨日は横浜地裁の法廷でした。

 2件あって、ひとつは、10時15分。もうひとつは16時30分。

 2往復で合計4時間電車に乗ってる状態です。

 裁判所でする実作業は合計でも40分程度・・・。

 この不経済ってなんとかならないんでしょうか?

 もちろんモバイルPCは必需品です。

 東海道線のグリーン車は快適に仕事ができます。

 それにしても暑いと移動はこたえます・・・。




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